このページでは、TomcatのContextタグと属性についての情報を掲載しています。
1. コンテキストパスを設定するContextタグについて
2. コンテキストパスを設定するpath属性
3. Contextタグのその他の属性
コンテキストパスを設定するContextタグについて解説していきます。
以下はContextタグの設定例です。
<Context path="/<コンテキスト名>"
docBase="<Webアプリケーションの置き場所>"
reloadable="<Tomcat起動時のファイル更新反映有無(true or false)>"
crossContext="他のコンテキストへのアクセス有無(true or false)" />
path属性は、コンテキストパスの指定に当たります。コンテキスト名を設定します。
該当Webアプリケーションをマップする場所を、Webサーバのルート("/")に対する相対的なURIを指定します。 値を文字列("")にすると、このWebアプリケーションはルートWebアプリケーションになります。 path属性は該当Context要素がserver.xmlファイルになければ設定できません。
contextタグのその他の属性です。
contextタグのallowLinking属性は、Webアプリケーションが展開されたディレクトリである場合、WebアプリケーションのdocBaseディレクトリの外側に置かれているファイルやディレクトリへのシンボリックリンクを許可します。
contextタグのannotationProcessor属性は、サーブレット2.5ウェブアプリケーションのアノテーションを処理するクラスの完全限定名称を指定します。
contextタグのantiJARLocking属性は、WindowsにおけるJARファイルのロックを抑止します。
contextタグのantiResourceLocking属性は、Windowsにおけるリソースのロックを抑止します。
contextタグのcacheMaxSize属性は、このContextの静的リソースの最大キャッシュサイズ(KB単位)を指定します。
contextタグのcrossContext属性は、ServletContext.getContext() メソッドを使って他のコンテキストにアクセスできるかを指定します。 trueにすると許しない設定となります。
contextタグのdocBase属性は、ウェブアプリケーションを展開したディレクトリやWARファイルに対するパスを指定します。 appBaseに指定したパス(※下記参照)の下に、Webアプリケーションを配置している場合は記述する必要はありません。 指定する場合はappBase属性の指定パスを基準にした参照方法でパスを記述します。
※appBaseは、server.xmlに指定するHostタグのappBase属性の指定のことです。 デフォルトでは、<Tomcat配置場所のパス>/webappsとなります。
appBase属性とは、該当Hostのウェブアプリケーションディレクトリや/、WARファイルを指定するTomcatのserver.xmlの設定要素であるHostに指定できる属性です。
contextタグのreloadable属性は、Webアプリケーション更新時にTomcatを再起動せずにサーブレットのクラスファイルを更新して反映するかを設定します。 trueはファイルを更新した場合にTomcat起動時に更新されます。
もっと知識を広げるための参考です。
このページでは、Tomcatのコンテキストパスの設定方法についての情報を掲載しています。
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アプリケーションコンテキスト / コンテキスト / コンテキストパス / コンテキスト名.xml / コンテキストルート / サーブレット / マイクロサービス / ルート
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