コンテキストパス(contextpath)についてまとめています。
この記事の目次です。
1. コンテキストパス(contextpath)とは
2. APサーバとコンテキストパスの動作
3. ServletContext.getContextPath()で取得できる
4. SpringBootのコンテキストパス(server.servlet.context-path)
コンテキストパス(contextpath)とは、 URL内の表記部分(/+コンテキスト名)のことで、APサーバがWebアプリケーションを区別するために使用されます。
コンテキスト名は、コンテキストの名前です。
コンテキストは、APサーバ(ミドルウェア)が動作させる個々のWebアプリケーションのことをいいます。
APサーバは、Application Serverの略で、TomcatなどのWebアプリケーションを実行するソフトウェア(ミドルウェア)のことを指しています。
APサーバは、リクエストのURLからコンテキストを特定して、該当するコンテキストを実行します。 そのURL内のコンテキストを区別する部分をコンテキストパス(contextpath)といいます。
WebアプリケーションのURLは、「APサーバのURL + コンテキストパス+コンテキスト内のリソースのパス」で示され、
URLのAPサーバの、どのWebアプリケーションの呼出要求であるかわかるようになっています。
例)http://localhost:8080/pathOfContext/resource/path.jsp
コンテキストパスは、ServletContext.getContextPath()で取得できます。 取得方法の詳細は以下の記事にまとめています。
getContextPathメソッドを使用して、JavaのWebアプリケーション(Sevlet)でコンテキストパスを取得する方法(コードサンプル)を掲載しています。
SpringBootのWebアプリケーションのコンテキストパスは、application.propertiesのserver.servlet.context-pathで指定できます。
server.servlet.context-path=<コンテキストパス>
SpringBootのコンテキストパス(server.servlet.context-path)は、application.properties以外にSystem.setPropertyでプログラム内で設定したり、OSの環境変数で設定したり、コマンドラインオプションでも設定できます。
System.setProperty("server.servlet.context-path", "<コンテキストパス>");
export SERVER_SERVLET_CONTEXT_PATH=<コンテキストパス>
java -jar app.jar --server.servlet.context-path=<コンテキストパス>
関連記事です。
Spring Bootとは、オープンソースのJavaベースのフレームワークです。マイクロサービスの開発に使用されます。
このページの更新履歴です。
当サイトについて
Apache Tomcat
Apache HTTP Server
JSP/Servlet
基礎知識
アプリケーションコンテキスト / コンテキスト / コンテキストパス / コンテキスト名.xml / コンテキストルート / サーブレット / マイクロサービス / ルート
appBase属性 / ApplicationContext / getContextPath / JSP / Maven / PageContext / root / server.xml / Servlet / Spring Boot / Tomcat
サイト内のページ
Copyright (C) 2013-2023 コンテキストパスの設定の仕方. All Rights Reserved. Loarding…